給付金とは別に、将来必要となる治療費はもらえますか。
感染時から20年(除斥期間といいます)が経過した無症候性キャリアの方には、50万円の給付金に加え、将来の検査費用などとして、以下の(1)~(4)の費用が支給されます。
(1)慢性肝炎などの発症を確認するための定期検査費(血液検査,画像検査)
(2)母子感染を防止するための医療費(ワクチン投与費用や検査費用など)
(3)同居家族に対する感染防止のための医療費(ワクチン投与費用や検査費用など)
(4)定期検査手当
しかし、残念ながら、無症候性キャリア以外の方については給付金とは別での将来の治療費などの助成はありません。
もっとも、平成20年以降、国および各都道府県は、肝炎治療特別促進事業のもと、高額になりがちなB型肝炎の治療にかかる医療費を助成しています。この制度を利用すれば、患者の皆さまの自己負担限度額を月1万円(所得により最高2万円まで)に抑えることができます。詳細については、都道府県や、お近くの保健所までお問い合わせください。